2011.07.22 Friday
綾瀬市立綾瀬小学校とその近隣の皆さま
綾瀬小学校でアスベストが検出されたそうです。
ご存じ、アスベストは、「放射線を出さない放射能」という別名もあるくらい、発ガン性の高い物質です。
肺に入れば中皮腫や肺ガンなどのリスクが上がる物質なので危険です。
そのアスベストが、綾瀬小学校から検出されましたが、調査が済んだあとに、業者と行政は安全宣言をするはずです。
予測される調査結果はこれ
「アスベストの飛散は確認できなかった」
「仮に飛散があったとしても、ただちに健康に影響はない」
まず、行政は、アスベストの有無を調査する調査機関は、アスベストを検出できる電子顕微鏡を持っていない(つまり最初から検出できない)業者を選定します。
次に、放射線被曝と同様に、すぐ死に至るわけではないアスベスト系のガンですので、ただちに健康に影響することはありません。
これは意図してウソや隠蔽をしなきゃ、結果が誤っていても責任は問われない慣例にのっとった発表です。しかし、本質的には住民の健康被害を防げないのですから、行政の不作為は犯罪にも近い行為です。
そして、オピニオンリーダーっぽいPTA会長あたりが出てきて、「安全性は確認できた」と結論づけて、騒ごうとする親の行動をとがめ、騒ぐことが愚かなことであるという雰囲気を作っていきます。
そして夏休み明けの9月、「飛散は確認できなかったが、念には念を入れてアスベスト対策を施して解体工事を行い、新学期を迎えることができました」の一言で、何事もなかったかのように授業が行われていくはずです。
綾瀬市のみなさん。職員たちを恨んじゃいけません。これは行政の住民対応マニュアルです。
ただし問題点はわかりますね。
(1)ろくに調査していない・できない業者を選定して確認できなかったことをアピール
(2)ブルーシートで囲う程度の対策はするが、それは飛散防止ではなくてただの住民への目隠し
(3)騒ぐ住民・生徒の親を黙らせる手だて(異常者・左翼・共産党などとレッテルを貼って批判)
こうして事実は隠蔽されるのです。
川崎南高校はまさにこれでした。
綾瀬小学校の工事でアスベスト飛散の恐れ、飛散防止措置を取らず解体/綾瀬(神奈川新聞2011年7月21日)
ご存じ、アスベストは、「放射線を出さない放射能」という別名もあるくらい、発ガン性の高い物質です。
肺に入れば中皮腫や肺ガンなどのリスクが上がる物質なので危険です。
そのアスベストが、綾瀬小学校から検出されましたが、調査が済んだあとに、業者と行政は安全宣言をするはずです。
予測される調査結果はこれ
「アスベストの飛散は確認できなかった」
「仮に飛散があったとしても、ただちに健康に影響はない」
まず、行政は、アスベストの有無を調査する調査機関は、アスベストを検出できる電子顕微鏡を持っていない(つまり最初から検出できない)業者を選定します。
次に、放射線被曝と同様に、すぐ死に至るわけではないアスベスト系のガンですので、ただちに健康に影響することはありません。
これは意図してウソや隠蔽をしなきゃ、結果が誤っていても責任は問われない慣例にのっとった発表です。しかし、本質的には住民の健康被害を防げないのですから、行政の不作為は犯罪にも近い行為です。
そして、オピニオンリーダーっぽいPTA会長あたりが出てきて、「安全性は確認できた」と結論づけて、騒ごうとする親の行動をとがめ、騒ぐことが愚かなことであるという雰囲気を作っていきます。
そして夏休み明けの9月、「飛散は確認できなかったが、念には念を入れてアスベスト対策を施して解体工事を行い、新学期を迎えることができました」の一言で、何事もなかったかのように授業が行われていくはずです。
綾瀬市のみなさん。職員たちを恨んじゃいけません。これは行政の住民対応マニュアルです。
ただし問題点はわかりますね。
(1)ろくに調査していない・できない業者を選定して確認できなかったことをアピール
(2)ブルーシートで囲う程度の対策はするが、それは飛散防止ではなくてただの住民への目隠し
(3)騒ぐ住民・生徒の親を黙らせる手だて(異常者・左翼・共産党などとレッテルを貼って批判)
こうして事実は隠蔽されるのです。
川崎南高校はまさにこれでした。
綾瀬小学校の工事でアスベスト飛散の恐れ、飛散防止措置を取らず解体/綾瀬(神奈川新聞2011年7月21日)
県と綾瀬市は21日、同市深谷中の市立綾瀬小学校の旧校舎工事で、アスベスト含有の恐れのある煙突を飛散防止の措置を取らずに解体したと発表した。
市建築課によると、5月26、27の両日、厚木市内の施工業者が、空調設備のボイラーのある機械室の煙突(コンクリート製、高さ約11メートル)を大気汚染防止法で定められた事前調査や飛散防止の措置を取らずに解体した。解体中に同校の児童約370人は敷地内に新設された校舎で授業を受けていたという。
7月16日に市民の問い合わせを受け、業者が設計書を調べたところ、機械室は1984年の施工で、アスベスト含有の恐れがあることが分かった。21日に業者から市を通じて報告があり、県は旧校舎解体工事を中止させた。業者は「アスベスト含有の恐れに気づかなかった」と説明しているという。
県は22日から周辺のアスベスト調査を始める。市は21日、飛散防止のために煙突をブルーシートで覆うなどの対応を取った。
JUGEMテーマ:アスベスト・石綿・Asbestos
ツイート