2010.11.11 Thursday
役人が「確認できなかった」と弁明する時
群馬県桐生市立新里小学校で起きた、いじめが原因と見られる児童の自殺について、岸洋一校長は当初「いじめは確認できなかった」と、いじめの存在自体を否定するような言い方をしていました。
ところが、被害者遺族やマスコミの追求に耐えられず、事前にいじめの相談があったことを根拠に、しぶしぶ「いじめはあった」という事実を認めました。
ところが今度は「いじめと自殺の因果関係は不明」と弁明。
まぁ、こう言ってしまってはナンですが、学校長というものは、地方公務員の組織の官僚組織のエリートのようなもので、ミスは原則として認めず、ミスがあったとしても「確認できなかった」と述べて言い逃れするように教育されています。
ある意味、教職員組織を守るための優等生的な言い方です。
「いじめはなかった」と断言すれば、いじめの事実が発覚した時にはウソをついたと追求されます。
しかし「いじめはあった」と述べれば、「それじゃ何できちんと対応しなかったのか」と追求されます。
この追求から逃れるためには、後から動静をさぐりつつ弁明するために、とりあえず「いじめの事実は確認できなかった」と回答するのです。
おそらく、会見場ではマスコミの記者から「家族はいじめ相談を何度もしていると言ってますが……」と追求されても、会見場では一貫して「確認できない」と言い続ける。極めて優等生です。
岸洋一という校長が非人道的な人物なのかどうかは置いといて、彼の行動は、あの官僚組織を守るためには合格点。おそらく、他校の校長からは「岸先生も大変だったね〜」と「またタイミングの悪いときに自殺されちゃったね〜」と、労いの言葉をかけられるでしょう。
しかし、こんな絵に描いたようなバカ校長、久しぶりに見ましたよ。昭和の青春ドラマでよく出てきた、保身と昇進だけが楽しみな、典型的な校長先生ってキャラクターです。
ちなみに、私が冷静に言えるのも、川崎南高校事件で鍛えられたからでしょうか。
かつて神奈川県の財産管理課に所属していた開元敏郎さんも、さんざん「アスベストが飛散した事実は確認できなかった」って言ってました。
猛毒性のアスベストがガンガン飛散しているのに、「アスベストの飛散はなかった」じゃなくて、「確認できなかった」なんですよね。
岸洋一校長も、財産管理課の開元敏郎も、結局は公務員組織の一員なので、彼らが自らの地位を守るためには、こういう答弁しかできなかったというのはよく理解できます。大変でしたね。
しかし、私はこの国の国民として、きちんと言っておきますね。
あんたらは人殺しなんですよ。人の命と自分の保身を天秤にかけて、自分の保身(別にクビになるわけじゃなく、昇進しにくいだけ)のために、人の命をないがしろにしたんですよ。
意気地なしで、人殺しで、金の亡者で、そしてただのバカ。こういう人たちが何らかの形で教育に関わっていると思うと、とても不愉快です。
群馬・桐生市小6年女児自殺 学校側、いじめ認めるも「自殺の原因かわからない」
ところが、被害者遺族やマスコミの追求に耐えられず、事前にいじめの相談があったことを根拠に、しぶしぶ「いじめはあった」という事実を認めました。
ところが今度は「いじめと自殺の因果関係は不明」と弁明。
まぁ、こう言ってしまってはナンですが、学校長というものは、地方公務員の組織の官僚組織のエリートのようなもので、ミスは原則として認めず、ミスがあったとしても「確認できなかった」と述べて言い逃れするように教育されています。
ある意味、教職員組織を守るための優等生的な言い方です。
「いじめはなかった」と断言すれば、いじめの事実が発覚した時にはウソをついたと追求されます。
しかし「いじめはあった」と述べれば、「それじゃ何できちんと対応しなかったのか」と追求されます。
この追求から逃れるためには、後から動静をさぐりつつ弁明するために、とりあえず「いじめの事実は確認できなかった」と回答するのです。
おそらく、会見場ではマスコミの記者から「家族はいじめ相談を何度もしていると言ってますが……」と追求されても、会見場では一貫して「確認できない」と言い続ける。極めて優等生です。
岸洋一という校長が非人道的な人物なのかどうかは置いといて、彼の行動は、あの官僚組織を守るためには合格点。おそらく、他校の校長からは「岸先生も大変だったね〜」と「またタイミングの悪いときに自殺されちゃったね〜」と、労いの言葉をかけられるでしょう。
しかし、こんな絵に描いたようなバカ校長、久しぶりに見ましたよ。昭和の青春ドラマでよく出てきた、保身と昇進だけが楽しみな、典型的な校長先生ってキャラクターです。
ちなみに、私が冷静に言えるのも、川崎南高校事件で鍛えられたからでしょうか。
かつて神奈川県の財産管理課に所属していた開元敏郎さんも、さんざん「アスベストが飛散した事実は確認できなかった」って言ってました。
猛毒性のアスベストがガンガン飛散しているのに、「アスベストの飛散はなかった」じゃなくて、「確認できなかった」なんですよね。
岸洋一校長も、財産管理課の開元敏郎も、結局は公務員組織の一員なので、彼らが自らの地位を守るためには、こういう答弁しかできなかったというのはよく理解できます。大変でしたね。
しかし、私はこの国の国民として、きちんと言っておきますね。
あんたらは人殺しなんですよ。人の命と自分の保身を天秤にかけて、自分の保身(別にクビになるわけじゃなく、昇進しにくいだけ)のために、人の命をないがしろにしたんですよ。
意気地なしで、人殺しで、金の亡者で、そしてただのバカ。こういう人たちが何らかの形で教育に関わっていると思うと、とても不愉快です。
群馬・桐生市小6年女児自殺 学校側、いじめ認めるも「自殺の原因かわからない」
群馬・桐生市で小学6年生の女の子が自殺した問題で、学校側はいじめの事実を認めたものの、「自殺の原因となったかはわからない」とする調査結果を明らかにし、遺族に伝えた。
8日の会見で、新里東小学校の岸 洋一校長は、「(上村)明子さんに対するいじめがあったと把握しました。自殺の直接的な原因となるものについては、わかりませんでした」と述べた。
この問題は10月、桐生市の小学校6年生・上村明子さん(12)が首をつって自殺していたもの。
公表された学校側の調査結果では、上村さんに対して、複数の児童が心ない言葉をかけたり、上村さんが1人で給食を食べるなど、「いじめが確認された」とする一方、「いじめと自殺の因果関係は認められない」とされていて、校長らは8日、この調査結果を両親に伝えた。
上村明子さんの父親は、「裏切られた気持ちが強いですね。1日も早く(いじめによる自殺を)認めてほしいですよね」と話した。
桐生市の教育委員会は、遺族が納得できない場合、さらに調査を行う方針だという。
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