2019.01.17 Thursday
あおり運転、ネットの誹謗中傷、その共通点
昨年も話題になった「あおり運転」。
普通に生活している人であれば、そこにムカつく人がいても、いきなり殴り掛かったりはしない。
10年、20年前ならビーバップハイスクール世代というか、ヤンキーとか、不良と呼ばれる人同士のいさかいがあったかもしれないけれど、今どきはそんなことはめったに起こらない。
しかし、ハンドルを握ると人格が変わる人は多い。私も都内を走行中、割り込んだかどうかという、実にくだらない理由でダンプに煽られたことがある。
多くのあおり運転は、実害がなければ本人を特定することが難しく、暴行があったとしても、ナンバーを記録していたとしても警察は動かない。大きな事故(事件)になって初めて動くのが普通。
インターネットの誹謗中傷もそう。ネットの向こう側にいる人は、いくら批判しても、自分は安全地帯にいて、よほどのことをしないと警察が動かないと思うから、ネットでは炎上が起こると暇人が集まってきて、自分の正義感を持って人を叩きまくることになる。
一方で、あおり運転またはネット炎上の犯人と自分が特定されると、一転してしょうもない言い訳をする。
なんで「自分がやりました。カッとして無謀な行為を行いました。ごめんなさい」と言えない人が多い。
あおり運転なら、自分の犯行なのに「命の危険を感じたから」なんて言うバカもいる。進路変更を割り込みと称して「交通ルールを守らせるために追いかけて殴った」などと正当化するやつもいる。
ネットの誹謗中傷なんて、大学教授が「自分が調べたコンテンツを盗用されないために2ちゃんねるで誹謗中傷した」という意味不明な言い訳をしてきたこともあって、あまりにもレベルの低い人たちがこういう犯行に走る。
車に乗っていると、向こうの前方の車に生身の人間が入っているということがわからなくなってしまうのか。
ネットをやっていると、PCの向こうの人が生身の人間だということがわからなくなってしまうのか。
気づけば、そういうしょうもないことをしていた人たちが国会議員に立候補するなんてケースもあって、世の中の偉い人って、えらく頭がおかしい人のことなんじゃないかと思うくらい、稚拙な大人がいる。
安全で豊かな国と思っていたこの日本。こんな危険があると思うと、本当に情けないと思う。
煽り運転で大学生を死亡させた40歳男、「はい、終わり」発言の苦しい言い訳に批判殺到
普通に生活している人であれば、そこにムカつく人がいても、いきなり殴り掛かったりはしない。
10年、20年前ならビーバップハイスクール世代というか、ヤンキーとか、不良と呼ばれる人同士のいさかいがあったかもしれないけれど、今どきはそんなことはめったに起こらない。
しかし、ハンドルを握ると人格が変わる人は多い。私も都内を走行中、割り込んだかどうかという、実にくだらない理由でダンプに煽られたことがある。
多くのあおり運転は、実害がなければ本人を特定することが難しく、暴行があったとしても、ナンバーを記録していたとしても警察は動かない。大きな事故(事件)になって初めて動くのが普通。
インターネットの誹謗中傷もそう。ネットの向こう側にいる人は、いくら批判しても、自分は安全地帯にいて、よほどのことをしないと警察が動かないと思うから、ネットでは炎上が起こると暇人が集まってきて、自分の正義感を持って人を叩きまくることになる。
一方で、あおり運転またはネット炎上の犯人と自分が特定されると、一転してしょうもない言い訳をする。
なんで「自分がやりました。カッとして無謀な行為を行いました。ごめんなさい」と言えない人が多い。
あおり運転なら、自分の犯行なのに「命の危険を感じたから」なんて言うバカもいる。進路変更を割り込みと称して「交通ルールを守らせるために追いかけて殴った」などと正当化するやつもいる。
ネットの誹謗中傷なんて、大学教授が「自分が調べたコンテンツを盗用されないために2ちゃんねるで誹謗中傷した」という意味不明な言い訳をしてきたこともあって、あまりにもレベルの低い人たちがこういう犯行に走る。
車に乗っていると、向こうの前方の車に生身の人間が入っているということがわからなくなってしまうのか。
ネットをやっていると、PCの向こうの人が生身の人間だということがわからなくなってしまうのか。
気づけば、そういうしょうもないことをしていた人たちが国会議員に立候補するなんてケースもあって、世の中の偉い人って、えらく頭がおかしい人のことなんじゃないかと思うくらい、稚拙な大人がいる。
安全で豊かな国と思っていたこの日本。こんな危険があると思うと、本当に情けないと思う。
煽り運転で大学生を死亡させた40歳男、「はい、終わり」発言の苦しい言い訳に批判殺到
昨年7月、大阪府堺市でバイクに乗る男子大学生に自動車をぶつけ死亡させたとして、殺人罪に問われた40歳男の初公判が15日、大阪地裁で開かれた。
被告は昨年7月、大阪府堺市の路上で自動車を運転中、当時大学4年だった男性が乗るバイクに追い越されたことに立腹。時速100キロ近いスピードで追跡し、車をぶつけバイクを転倒させ男性を死なせた。事件後、被告の車に搭載されていたドライブレコーダーに「はい、終わり」とつぶやく被告の声が録音されており、強い殺意があったと見られている。
初公判で、被告は「あえて追突事故を起こしていない」「腹を立てて追い回したことはない」と故意を否認。弁護側も「被告側が車線変更するとバイクも車線変更したため、危険を感じクラクションを鳴らした。その後、ブレーキを踏んだが間に合わなかった」などとし、「殺人罪は成立しない」と主張した。
なお、「はい、終わり」発言については、被告が公判前の取材で「はい、終わり」と発言したことに対し、「自分の立場や生活が終わった意味だった」などと発言していることがわかっている。自分の生活が終わるという危機感があるのなら、ハイスピードでバイクを追いかけ回すような行為はしないはずで、「後付けの言い訳」と言われても致し方ないだろう。
検察側は被告のドライブレコーダーを法廷で再生し、クラクションを10回ほど鳴らし煽り運転を行う様子を公開。「はい、終わり」とつぶやく様子も流され「殺人罪」の適用を主張した。
この男の主張に、ネットユーザーは「嘘に決まっている」「罪を逃れようとしているのは許せない」「同じことを絶対にやる」などと批判殺到。殺人罪の適用を望む声が相次いでいる。
若者の命を奪った煽り運転は、全国各地で発生している。1人の人間の身勝手な行動によって、なんの罪もない運転者が命を落とす事件が相次いでいる状況だ。「煽り運転」をこれ以上出さないためにも、犯罪抑止に繋がるような判決を望みたい。
文 神代恭介
JUGEMテーマ:犯罪
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