2018.11.27 Tuesday
憲法違反と違うか?→「大卒なのを高卒」と詐称 神戸市の男性職員を懲戒免職
一般に、大卒資格が必要とされる仕事なのに、高卒でしかない人が大卒と偽って就職する場合、虚偽の学歴を用いたことによって、能力を優良誤認させて採用されることになる。だから、学歴詐称は詐欺にも等しい行為であり、懲戒処分の対象となる。
しかし、それが逆だったらどうか。大卒なのに高卒であると言って就職する行為は、学歴詐称と呼ぶべきなのか否か。
もちろん、このニュースにもあることからしても、大卒者が高卒として就職したら、学歴詐称というのが、今の常識だと思われる。
でも、私はこの判断についてはズバリ、憲法違反だと思う。
憲法14条1項 すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない。
そもそも、役所が大卒か高卒という学歴で採用基準をもうけていることが、差別ではないか。
第23条には、学問の自由は、これを保障する。
誰が何を学ぼうが、どこの大学へ行こうが自由だし、逆に学ばない自由も、学校へ行かない自由もある。ということは、自分の学歴を明かそうと、明かすまいと、それは自由ではないか。
そもそも真っ当とされる学歴だっていいかげんなもので、コネや財力で大学へ進学できるなんてことはよくあるし、剽窃だらけの博士論文を提出して大学教授になっているやつもいる。法科大学院を出て弁護士になれずに2ちゃんねるで誹謗中傷を繰り返すなんてやつがいる一方で、中卒・高卒・大学中退で素晴らしい仕事をしている人もいる。
厳密に言わせてもらえば、大学卒業って何なのか。4年制大学のことなのか。
それでは、オーストラリアの3年制大学で学士(Bachelor)を取った人はどうか。
防衛大学校は?学位授与機構から学士はもらえるけど、大卒そのものではない。
そもそも採用試験というのは、応募者の中から、優秀な人物を上から採用していくものではないのか。
大学へ進学していたら、その学歴があるだけで能力が低下するものとは違うだろう。
だとしたら、もしこの人が、就職後に社会人大学生として学び、学歴を有していたら、その瞬間に能力が下がるってことになる。
神戸市にしてみたら、高卒の人件費で、大卒の職員を雇用できるのだから、決して悪い話ではないのではないか。むしろ、大卒なのに、大卒の限られた採用枠を競わされることの方が問題ではないか。
「大卒なのを高卒」と詐称 神戸市の男性職員を懲戒免職
しかし、それが逆だったらどうか。大卒なのに高卒であると言って就職する行為は、学歴詐称と呼ぶべきなのか否か。
もちろん、このニュースにもあることからしても、大卒者が高卒として就職したら、学歴詐称というのが、今の常識だと思われる。
でも、私はこの判断についてはズバリ、憲法違反だと思う。
憲法14条1項 すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない。
そもそも、役所が大卒か高卒という学歴で採用基準をもうけていることが、差別ではないか。
第23条には、学問の自由は、これを保障する。
誰が何を学ぼうが、どこの大学へ行こうが自由だし、逆に学ばない自由も、学校へ行かない自由もある。ということは、自分の学歴を明かそうと、明かすまいと、それは自由ではないか。
そもそも真っ当とされる学歴だっていいかげんなもので、コネや財力で大学へ進学できるなんてことはよくあるし、剽窃だらけの博士論文を提出して大学教授になっているやつもいる。法科大学院を出て弁護士になれずに2ちゃんねるで誹謗中傷を繰り返すなんてやつがいる一方で、中卒・高卒・大学中退で素晴らしい仕事をしている人もいる。
厳密に言わせてもらえば、大学卒業って何なのか。4年制大学のことなのか。
それでは、オーストラリアの3年制大学で学士(Bachelor)を取った人はどうか。
防衛大学校は?学位授与機構から学士はもらえるけど、大卒そのものではない。
そもそも採用試験というのは、応募者の中から、優秀な人物を上から採用していくものではないのか。
大学へ進学していたら、その学歴があるだけで能力が低下するものとは違うだろう。
だとしたら、もしこの人が、就職後に社会人大学生として学び、学歴を有していたら、その瞬間に能力が下がるってことになる。
神戸市にしてみたら、高卒の人件費で、大卒の職員を雇用できるのだから、決して悪い話ではないのではないか。むしろ、大卒なのに、大卒の限られた採用枠を競わされることの方が問題ではないか。
「大卒なのを高卒」と詐称 神戸市の男性職員を懲戒免職
大卒なのを高卒と学歴詐称し、そのまま長年勤務していたなどとして、神戸市は26日、定年後に再任用されていた経済観光局の男性事務職員(63)を懲戒免職処分とし、発表した。
この職員は24歳だった1980年に市に採用され、2016年3月末に60歳で定年退職。同年4月に再任用されて引き続き市で働いていたが、最近になり、匿名の通報がきっかけで学歴を偽っていたことがわかったという。
市によると、職員は78年に大学を卒業していたが、そのことを伏せたまま、「高校卒」までを受験資格とする市の採用選考を受け、採用されていた。この職員は「申告する必要がないと思っていた」と話しているという。
JUGEMテーマ:学歴・学位・高等教育
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